1172声 いまできること

2011年03月17日

「こっちは大丈夫だよ」
と、私は電話口で答えた。
電話の主は、県外に住む友人。
群馬県の被災状況を気遣って、数年ぶりに電話をかけて来てくれた。
懐かしい再会。
本来なら、そう言う感覚だろうが、積もる話も地震で崩れ、
今は只、安否が気になる。
数年前、東北地方へ転勤して行った、共通の友人の、である。

その友人、何かの理由で携帯電話を変更したらしく、
お互いに新たな電話番号を知らない。
連絡する術は、唯一、この携帯電話の番号のみ。
つまり、住所も、固定電話の番号も、知らないのである。
携帯電話に頼った友人関係の希薄さを、改めて感じた。

そして、被災地。
依然として、状況は好転していない。
しかし、好転させようと、被災地で支援活動にあたっている人たちは、
全身全霊で活動している。
今朝から、一日の中で目にした各報道で、そう感じた。

自分にできること。
それを、部屋で考えていた。
部屋は寒い、しかし、電気ストーブが付いているので、
極寒と言うほどでもない。
今夜の東北地方は、最低気温が氷点下らしい。
ストーブを切り、パソコンを落とし、電気を消して、寝る。
節電も、できることのひとつ。

さて。
窓から聞こえる、救急車のサイレンが、
徐々に徐々に、遠くに消えゆく。

【天候】
終日、快晴。
気温はあまり上がらず、計画停電、午前午後2回あり。