1183声 生活の中の一杯

2011年03月28日

「回避」
と、市役所一階の立て看板に大きく書かれていたので、
今日の計画停電が、見送られた事を知った。
停電しないのは、何かと都合がよいのだが、
他の地域では計画停電が実施されているので、
喜んでもいられない。
喜んでいられないが、やはり、停電が無いと安心できる。

今日は、気温がたいぶ暖かだったので、暖房器具の需要が減り、
東京電力の供給能力で間にあったらしい。
冷暖房器具と言うのは、それ程、電力消費が激しい。
と言う事が、分かった。

日中は、シャツ一枚に薄いジャケット。
と言う、所謂、春の装いで、快適なくらい。
こう暖かくなってくると、ぼちぼち、五臓六腑が求める始める。
麦酒を、である。
然るべきところで飲めば、年中、美味い麦酒が飲めるのだが、
今時期、つまり春くらいが、丁度頃合いがよいではないかと思う。

麦酒と言えば、一般に、夏の炎天下。
と言うイメージであろう。
その時期に飲む麦酒も、確かに、格別。
なのだが、グラスごとキンキンに冷やしてしまっている店が、
続出するのも、この時期。
冷やしすぎると、味を損なう。
のだが、私は、殊更、冷やし過ぎ麦酒には否定的でも無い。
凍ってしまっているのは、駄目だが。

兎も角、もう時期、麦酒の美味い時期が到来する。
先日、仙台市に住む親戚から電話があり、生活状況を聞いた。
やはり、明らかに、関東地方よりも、ガソリンや寝食の物資、
そして生活必需品が不足している。
麦酒など、嗜好品の状況は、いささか不謹慎かと思って聞かなかった。

しかし、もし不足しているのなら、
救援物資の中に美味い酒も入れてあげたい。
被災された方も、復興支援に尽力している方も、
被災地生活の一日を終えて、寝る前の晩酌。
美味い麦酒を飲んで、「不謹慎だな」と言うよりも。
「この一杯の為に生きてるんだな」
と言う方が、きっと、良い筈。

【天候】
終日、快晴。
暖かな一日だが、朝晩はまだ冷える。