1197声 屋台のぬくもり

2011年04月11日

あの日から一ヶ月である。
そんな日に、何の仕打ちか、福島県で、また地震。
最大震度は6弱と言う、抜き差しならない状況。
それでも、復興の手は休まない。

昨日は、高崎市の、高崎田町屋台通りや、すもの食堂において、
群馬県に避難している方々と、交流する催しが行われた。
避難場所は、東吾妻町の町営施設。
そこからみんな、車に乗ってやって来たのである。
私は夜から行って、屋台で飲んでいただけなので、
大した事はしていないが、それでも。
被災された福島県南相馬市の方々から、直に被災状況を聞くと、
ニュースでは得られない、痛切な思いが伝わって来た。

屋台の扉が開いた。
コの字型のカウンター越しに、ピザの注文である。
それも、5枚。
おやっさんは、大急ぎで焼にかかる。
避難所へ行っても、焼き立てのピザは、きっと食べられない。
そして、この狭い屋台で肩を寄せ合うぬくもりは、きっと感じられない。
ピザが焼き上がると、それを御土産に、御一行は車で、
東吾妻町へと発った。
高崎市から避難場所へ到着するまで。
いや、食べるその瞬間まで。
暖かくあってほしい、と思った。

【天候】
終日、晴れ。
午後より雲多く、一時、小雨。
夕方、群馬県は震度4程度の揺れ。