1211声 ふらふらと、院内

2011年04月25日

前橋駅から歩いて病院へ向かった。
通勤ラッシュの国道50沿線を、
社会からの疎外感を噛み締めつつ、独り歩いて行く。
月曜日なので、その感が尚更、強い。

今日から入院となるが、今日は特にすることもなく、気楽である。
しかし、明日の手術を控えて、経過をみておかねばならぬ、
と言う具合であろう。
至って健康体なだけに、時間をもて余していた。

日がな1日、ふらふらと、院内を歩き回って、随所を観察。
一階には、コンビニ風の売店や、小さなカフェなどあり、
病院特有の陰鬱な閉塞感は薄い。
高層の階から眺めれば、春の光に輝く前橋市街地を一望できる。
窓の景に、松の湯の煙突を見つけ、懐かしい心持ちになった。

売店へ寄ってビールを探したが、当然、無かった。
仮にあっても、病院では到底、呑む気分にもならない。
ここには、今まさに、好まざる病苦と闘っている人達が、沢山いる。
コーラを買って、売店を辞した。

【天候】
朝より曇り。
一時的に強い通り雨のち、すっきりとした、快晴。