1252声 麦の酒祭り 後編

2011年06月05日

恵比寿駅から乗車。
下車したのは赤羽駅。
落差、と言うか、随分と馴染み深い駅前の印象である。
しかし妙に、居心地が良い。

OK横丁から、一番街商店街へ歩を進め、
まずはおでん屋。
缶の発泡酒片手に、路上のテーブルで立ち飲み。
落差、と言うか、ここでも随分と馴染み深い印象を受けてしまう。
皿が空になったところで、忙しなく、移動。
「はしご酒」てぇのは、ほのじ氏から切っても切り離せない性分である。

うなぎ屋で焼き鳥。
レモンサワーで一息ついたと思ったら、もう、移動。
その後は、赤羽が誇る究極の立ち飲み屋へ入る。
何が究極か、と言うと、その値段である。
基本的に、つまみ110円。
まぐろブツなども、130円である。
机の上に、皿を幾つか並べ、いささか贅沢な気分で杯を進める。
お会計は、1500円でお釣り。
これ、二人で、なのだから頭が下がる。

私も負けじと、などと、良店揃いだったので、
何故か対抗心が芽生え、私の肝いりで、好きな立ち飲み屋を目指す。
京浜東北線で二駅進んだ、王子駅で下車。
車窓風景は、綺麗な夕焼け。
と言う事は、昼日中から酒臭いと言う、
電車内では敬遠される状況であるが、如何せん、気分は上々である。
駅裏のおでん屋を紹介した。
ここでも立ち飲んで、近所の銭湯へ寄ったが、生憎、本日休業。

また赤羽へ戻って、OK横丁から、一番街商店街。
すっかり夜の顔になった商店街へ戻って来ると、
「一寸、休憩」が、「一寸、一杯」に、簡単に覆ってしまった。

飲み屋通りをひやかして、外れにある寿司屋に入った。
読者の予想に反し、「廻らない」寿司屋である。
カウンターへ腰掛け、麦酒の合間に緑茶でガリをつまめば、
「ようやく」とばかりに、酷使された内臓器官も、一息付いていた模様。

【天候】
終日、薄曇りだが雨は降らず。
いささか、蒸し暑し。