恵比寿駅から乗車。
下車したのは赤羽駅。
落差、と言うか、随分と馴染み深い駅前の印象である。
しかし妙に、居心地が良い。
OK横丁から、一番街商店街へ歩を進め、
まずはおでん屋。
缶の発泡酒片手に、路上のテーブルで立ち飲み。
落差、と言うか、ここでも随分と馴染み深い印象を受けてしまう。
皿が空になったところで、忙しなく、移動。
「はしご酒」てぇのは、ほのじ氏から切っても切り離せない性分である。
うなぎ屋で焼き鳥。
レモンサワーで一息ついたと思ったら、もう、移動。
その後は、赤羽が誇る究極の立ち飲み屋へ入る。
何が究極か、と言うと、その値段である。
基本的に、つまみ110円。
まぐろブツなども、130円である。
机の上に、皿を幾つか並べ、いささか贅沢な気分で杯を進める。
お会計は、1500円でお釣り。
これ、二人で、なのだから頭が下がる。
私も負けじと、などと、良店揃いだったので、
何故か対抗心が芽生え、私の肝いりで、好きな立ち飲み屋を目指す。
京浜東北線で二駅進んだ、王子駅で下車。
車窓風景は、綺麗な夕焼け。
と言う事は、昼日中から酒臭いと言う、
電車内では敬遠される状況であるが、如何せん、気分は上々である。
駅裏のおでん屋を紹介した。
ここでも立ち飲んで、近所の銭湯へ寄ったが、生憎、本日休業。
また赤羽へ戻って、OK横丁から、一番街商店街。
すっかり夜の顔になった商店街へ戻って来ると、
「一寸、休憩」が、「一寸、一杯」に、簡単に覆ってしまった。
飲み屋通りをひやかして、外れにある寿司屋に入った。
読者の予想に反し、「廻らない」寿司屋である。
カウンターへ腰掛け、麦酒の合間に緑茶でガリをつまめば、
「ようやく」とばかりに、酷使された内臓器官も、一息付いていた模様。
【天候】
終日、薄曇りだが雨は降らず。
いささか、蒸し暑し。