電車の車窓。
ではいつも、俳句を詠む、事にしている。
実際、眠たくなってきて、すぐ寝てしまうのだが、
一応、句調とペンを持ったまま、寝ている。
仲間が、ツイッターで俳句をやっている。
自由奔放に、刺激的な作品を詠んでいる。
短い文字制限と言い、日々のつぶやきと言う在り方と言い、
俳句との相性がすこぶる良いと感じる。
「沢山詠んで沢山捨てろ」
とは初学の頃(今でも初学ではあるが)、大先輩の俳人の方から教わった。
それから私も、沢山捨てる為に、沢山詠むようになった。
最近、師系を持たず、結社などにも属さずに、
活躍の場を広げている俳人の方が、いる。
特に若い方に多いが、将来では、それがますます顕著になりそうである。
ツイッターなどのツールを自在に操って育つ俳人が、
「革新」を引っ提げて、登場する時が来るのだろう。
ともあれ、面白い事になって来そうである。
「俳句」
と言う詩形に捉われずとも、目の前の出来事を咀嚼し、省略し、
十七文字に削ぎ落して、表現する。
と言う事は、文章修業にもなる。
今日も、電車に乗る予定がある。
車窓で眠りこけている私の手には、句調とペン。
そして、携帯電話があるだろう。
今は未だ、ツイッターで開かれつつある、俳句世界の一つの扉を、
隅でチラチラと覗き見している。
その扉の方に、眩いばかりの光を感じる事は、確かである。
【天候】
終日、小雨交じりの曇天。
暑さ和らぐが、湿度高し。