1360声 台風と肺筋

2011年09月21日

今日の午後六時ごろであろうか、台風が群馬県上空を通過し、
一時的な暴風雨になった。
各交通機関が停止し、大雨洪水警報がしきりに発令され、
街中は、パトカーや消防車が忙しく往来する、物々しい雰囲気に包まれていた。
そんな折に、私は台風どころの騒ぎではなかった。

段ボールケースを2ケース積んで、持ち上げた瞬間。
息が詰まるほどの激痛が、背中に走った。
息を整えながら、痛みの所在を探ってみると、背骨の左、肩甲骨の下あたり。
左腕を動かすたびに、周辺の筋肉組織が固まってしまったかのような、鈍痛が走る。
「ぎっくり腰」
てぇのは良く聞くが、この状況は、さながら「ぎっくり肺筋」と言ったところ。

日常の所作でも痛むので、思わず、「あぁ」とか「うぅ」とか悶絶する声が漏れてしまう。
席から立って、「あぁ」、階段を上って、「うぅ」などと、お年寄の様な具合になっている。
以前に、ぎっくり腰をやった友人に聞いた話に、「うどんを啜っても痛かった」とあったので、
それよりは、幾分かマシである。

車のハンドル操作にも往生しながら帰宅し、熱い湯に浸かって、どう言う訳か食欲も無いので、
麦酒を飲みつつ、これを書いている。
正確には、パソコンのキーボードを叩いている訳だが、その体勢さえも、肺筋に負担が掛かる。
要は、日頃の姿勢の悪さ(主に猫背)が出たのだろう。
椅子に座ってパソコンを打つ姿勢と言うのも、随分と背中に悪い様で、痛みが更に増してきた。

思いもかけぬ状況で、肺筋を痛めてしまったが、怪我とは往々にして、そんなものである。
寝床に横になって電気を消すと、穏やかな虫の夜が戻っていた。

【天候】
朝より、台風の雨。
昼ごろから風雨強まり、その後夜半には収束。