1393声 霧雨の霜降

2011年10月24日

「霜降」
肉の事ではない。
こう書いて、「そうこう」と読む。
と言うくだりも、使い古されていようが、横着をして使ってしまおう。
二十四節気の一つで、読んで字の如く、今日より、霜が降り始める季節となった。

早起きでない所為か、霜が降っているかどうかなど、気に止めた事は無いが、
朝晩は大分冷えて来た。
それでも、昨夜居た東京駅を見るに。
半袖の人も居れば、薄手のダウンジャケットを羽織っている人も居たので、
季節の変遷がまだ、おぼろげな時期なのであろう。

そう思っていたのだが、新幹線のホームへ出て、その考えを新しくした。
そこは、群馬へ帰る私が乗るべき上越新幹線のホームで、
新幹線の向かう先は新潟、である。
つまり、新潟へ帰る人は、ダウンジャケットなど厚着をしていて、
大宮など、首都圏に住む人は、半袖や長袖シャツなど、薄着。
夜ともなれば、それほどの寒暖の差があるのだろう。

いささか(金銭的に)無理をして乗った新幹線は、やはり速かった。
高崎駅へ着いて、ホームへ出ると、夜風が冷やかだった。
いつもの、地方都市の匂いがした。
新幹線が速かった為か、随分と秋が遠くに行ってしまったように感じた。

【天候】
終日、曇天。
夕方より、霧雨。