1424声 忘年の効用

2011年11月25日

「さて」
こうやって、大袈裟に気合いを入れなければ書き出せないのには、理由がある。
この文章を本来書くべき日は、金曜日。
書いている、いまは、月曜日。
つまり、週末に書くべき三声(三日分)が休止していたである。
それを補う為の労力を考えれば、一つとならずため息も漏れ、
大袈裟な気合の一つも入れたくなる。

「勤め先の忘年会」
まず、休止していた金曜日は、そう言う単純明快な理由だった。
「伊香保温泉一泊二日」
と言う、群馬県西毛地域ではごく一般的なコースであった。
紅葉の映えている露天風呂に浸かり、御膳の夕食をつまみながら、
冷えた麦酒など味わっていると、社会的な自分の位置が、もう「若者」側にいない。
と言う事を、しみじみ感じた。

宿泊した旅館の露天風呂には、楓の木が数本あり、薄く紅葉していた。
伊香保温泉の紅葉は、もう散り始めている筈なのに、温泉熱による為か、
綺麗な紅葉が見られた。
これも、温泉の効用のひとつであろう。

この景色で、ひとつ俳句など。
そう言う気持は、起こらなかった。
明日、明後日と、俳句の用事で東京に出掛ける事を思うと、
少しでも脳を休めておこうと思った。

【天候】
終日、冬晴れ。