1751声 琥珀の湯

2012年10月21日

久しぶりに、遠方の銭湯へ足を伸ばした。
埼玉県は加須市の「ときわ湯」から、行田市の「中将湯」にはしご湯をした。

今回は車だったので、淡々と目的地を最短距離で巡った。
どちらも、立派なペンキ絵を有する、風格ある伝統銭湯。
特にときわ湯は、おそらく一番湯だったので、気持好かった。
時刻は午後三時半。
天窓から差し込む西日が、湯の上にとろとろと溜まりつつ、
琥珀色に光っている風情などは、ちとオツなものである。

電車で向かっていないので、湯上がりに赤提灯で一杯。
と言う訳にはいかないが、寒い時期はどうも、
はしご湯して帰ると風邪をひいてしまう恐れがあるので、
その楽しみを味わえず、断腸の思いでハンドルを切る。
帰路、熊谷市街を抜ける辺りで、もう喉が疼いてしかたなかったが、
我慢に我慢を重ねて、どうには帰ってこれた。

【天候】
終日、実に秋晴れ。