1756声 寒さとの格闘

2012年10月26日

種々雑多な要因があり、定例の句会場所である素竹邸へ到着したのが、
締め切り30分前であった。
座にある皆は、もう外を吟行してきた後で、星月夜やら流れ星やら、
話が盛り上がっている。
この会は10句投句なので、単純計算3分で1句。
もう、外へ行って流れ星を待っている余裕は、私には無い。

机の上の煎餅をつまみつつ、作戦を練る。
湯呑の横の半紙には、席題が幾つか書かれている。
それを眺めていて、「夜寒」が目に止まった。
これ、である。
席に居ながら、向こうからやって来てくれる季題。
この寒さの一派、つまり、そぞろ寒、うそ寒、夜寒など。
これを一網打尽にして、10区揃えようと思い立ち、早速、上着を一枚脱ぐ。
もちろん、奴らをおびき寄せる為である。

鼻水を垂らしつつ、どうにか寒さで8句、他2句揃え、投句できた。
この寒さとの格闘の成果が、果たして句に反映されたかどうかはあやしいが、
取り合えず、熱っつぅい風呂に浸かりたくなった。

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【天候】
終日、秋晴れ。