1755声 デジタル俳句

2012年10月25日

「あれ、スマホですか」
などと、時折、驚きながら言われることがある。

先入観、なのであろう。
銭湯や俳句に心魅かれているあたり、
あいつには黒いダイヤル電話がお似合いである。
そう言う「像」が出来上がっていることと思う。

例を上げれば、俳句。
宗匠頭巾をかぶった先生の下、皆、短冊に筆で句をしたためておるイメージを、
まったくこれらの文芸に、縁の無い方は持っているかも知れぬ。
しかし、現代である。
60代、もしくはその上の世代の方でも、
吟行の際、携帯電話やスマートフォンに句をしたためているケースを良く見かける。
そして、それは女性に殊に多い気がする。
若い人になると、ipadなどのタブレット端末を操りつつ、吟行される方もいる。

スマホを持って驚かれている私も、果たして使いこなせているかどうか。
因みに、俳句を書きとめるのは、もっぱら句帖に鉛筆である。

【天候】
終日、秋日和。