昨日の午前中

2007年11月30日

ほのじで料理の仕込みをしておりましたら、
入り口の方から声をかけられまして。
年のころなら四十七、八、五十凸凹。
首のあたりがモコモコとなっているコートに身を包みまして、
すこしこう水商売かなにかの匂いを漂わせて、
さっぱりと気持ちいいいやりとりをする女性でした。
店の外に休憩所を設けているものですから、
「一服していいですか」という断りで。
「どうぞどうぞ」と言いましたら、
「表に貼ってある文章は誰の文章か」という話になり。
「落語家の古今亭志ん生です」と言いましたら、
「ぜひコピーさせてほしい」と。
コピーするにもコピー機がありませんので、
仕方がないからその文章が出てくる文庫本を差し上げて、
かわりに吸いかけのタバコをいただいて。
アタシ、
タバコは吸わないんですけど・・・
でもなんだかいい気分でしたね。