いよいよ明日から「第17回伊参スタジオ映画祭」。お客さんがお茶を飲んだり牛丼を食べたりする伊参ドーム・・とは名ばかりのビニールハウスのビニールを貼り、当日配るチラシを組む。半券代りの木札も400個用意した。それは1個1個時間をかけてスタッフ総出で手刷りで刷ったものだ。施設内の調理室では、交流会でふるまう名物カレーの野菜切りも済んだ。
映画祭にスタッフとして加わったのは2004年だった。僕含め役場の事務局以外はボランティアスタッフで成り立つ実行委員会。けっこうサボった年もあった。多くはないがスタッフの出入りもあり、正直言うと「このままだと映画祭の継続は難しいかもしれない」という時もあった。
ここ2〜3年で、新しいスタッフが加わった。それにより、今までいたスタッフが活気付いた。けれど新しいスタッフも、今まで残っているスタッフも、全員が全員映画好きというわけではない。それでも大変な思いもして映画祭の手伝いをする理由は・・
「いっしょにやるのが楽しいから」
なんじゃないかなと。単純に。
使命感とか義務感よりも、それが勝る場合があると思うのだ。