「第15回ワルノリ俳句ing」結果発表

2011年01月03日

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■「第15回ワルノリ俳句ing」結果発表

日時:平成23年1月2日
吟行場所:東京都内
主要路線:高崎線・山手線
参加人数:3名(1名欠席)
写真:大塚「天租神社」

◎特選

年始酒身心ほぐれ笑み溢る (里枝)

年始の酒を囲んでいる。自然と心がほぐれ、座に笑顔が溢れる。
正月風景のほっこりとした、一コマ。

〇ワルノリ選

大塚のロイヤルホストで初ゼリー (綾)

なんでも「初」をつけりゃあ、いいってもんじゃない。
とつっこみを入れたくなる。
しかし、ロイヤルホストで「ゼリー」を食べている姿は、憎めない。

◇当日佳作
新春や参拝の列みな黙す (諒一)
せっかちなおばばに押され地蔵尊 (綾)
熱出して参加できないひと一人 (綾)
新春や波乱含みの俳句ing (諒一)
初詣祈り足りないからこの三人 (綾)
初詣手口清めて心澄む (里枝)
初空や一直線なるスカイツリー (諒一)
元日に坊主頭の車掌かな (諒一)
初巣鴨年を重ねる誉れ知る (里枝)
初空の青さにはえるスカイツリー (里枝)
大吉で前途揚々初みくじ (里枝)

当日は、快晴。
早朝のJR高崎線で、「あけましておめでとうございます」。
新春の挨拶を車内で済ませ、一路、東京都内を目指す。
山手線の混雑状況を加味し、比較的空いている、
大塚駅前の「天租神社」で、初詣。
その後、商店街や銭湯などの街並を散策し、駅前「ロイヤルホスト」で昼食。
店を辞す頃には、ほろ酔いで、次に向かうは巣鴨のとげぬき地蔵。
御爺御婆に交じり、とげぬき地蔵に水を掛けてタオルでこする。
ここまでは、模範的な吟行コースである。
その後、池袋へ行き、駅前の「マクドナルド」で句を清記。
バスの時間となり、西口公園からの送迎バスで、「椿山荘」へ向かう。
到着すれば、やはり、正月。
館内は正月飾り。
行き交う人も、着物の女性や結婚式の一行で、華やかである。
庭園を散策しながら、句作。
豪奢なディナーを参加者一同、飲み過ぎて食べ過ぎて。
メインイベントの特設寄席会場で、いささかぐったりしながら、俳句発表と句評。
桂米助師匠と、三遊亭小遊三師匠の落語で、笑っている内に腹もこなれてきた。
満悦感に恍惚としながら、帰路のネオン街を行く。

今回の参加者の方々、ありがとうございました。
また、次回の俳句ingでもお待ちしております。
まだ見ぬ、次回の参加者の方々も、良いお年を。