第5回 ワルノリ俳句ing

2008年12月07日

年の瀬迫る、12月6日に開催された、第五回ワルノリ俳句ing。
雲一つない晴空の下、桐生駅よりわたらせ渓谷鉄道に揺られ、
一路、大間々へ。
のんびりとしたローカル線の車窓風景。
澄んだ景色をつまみに、缶麦酒片手に一句。
大間々駅に着き、ながめ余興場を見学。
県内に現存する、唯一の戦前劇場建築。
玄関の唐破風造りには、驚嘆。
そして、古き良き町並みが残る、大間々駅前を散策。
コノドント館では、何故か3D恐竜映画を観賞。
3Dメガネが、ディズニーランドと一緒。
と言う、どうでも、否、貴重な情報を伺う。

さて、商店街のうどん屋に入り、
熱燗と鍋焼きうどんで、冷えた体を温める。
仕上げは、路地裏の銭湯。
銭湯で温まってから乗った帰りの電車では、参加者全員、夢心地。
桐生市にて、湯豆腐をつつきながら、ワルノリ俳句の発表。
レモンサワーを注文する声に紛れ、
誰かが言い出した、第六回新春ワルノリ俳句ing。
行き先は浅草。
日時は来年1月2日。
群馬から出てしまっているが、そこは正月、無礼講。
現在企画立案中ですので、今しばらくのお待ちを。(抜井)

第五回の結果発表。
なのだが、今回は秀逸作品乱れ飛ぶ、大荒れの結果。
っちゅう事で、特選、ワルノリ選の結果は次回持ち越し。

◎特選     寒風に干されて味出す大根足
          人の行く末考えさせるコノドント
          冬列車睡魔が出てきてコンニチワ

○ワルノリ選  初体験わ鉄千代乃湯コノドント
          あと一句出もせぬ一句出ろ一句
          コノドントコンドアノコトココドーゾ

他には、こんなワルノリ俳句たち。

・気のせいよこれは単なる着ぶくれよ
・痛そうだあのブーツに踏まれたら
・タイツ履きハイソックス履きカイロ貼り
・夕焼けの枯山を背に風が泣く
・冬晴れや億劫そうに老列車 
などなど