霧にむせぶ、五月雨の碓氷峠。
日帰り入浴で混み合う「峠の湯」入口に立ち、
雨傘の下で待っていた。
参加者との初対面である、待ち合わせ時刻が近づくにつれ、
高まる緊張感。
無事、今回参加者の方々とも合流し、軽く挨拶を済ませ、
意気揚々と散策へ出発。
と言う算段だったが、峠は豪雨。
一同、車に乗り込み、忙しく雨滴を掻き分ける、
ワイパー越しに垣間見る、坂本宿を南下。
早速、峠の釜めしを食しつつ、挨拶の一句の発表と、吟行行程の説明。
購入した釜めしのパッケージは、善光寺御開帳記念だった。
腹ごしらえも済んで、メモ帳とペンを片手に、改めて出発。
「碓氷峠関所跡」、「碓氷湖」、「めがね橋」、「霧積温泉」など、
碓氷峠に残る名所旧跡を訪ねる。
雨の風情を隠し味に加え、風景を17文字に活写しつつ、
一同、快調に句を詠み進めて行く。
黄昏色が濃くなる頃、散策を終え、「くつろぎの郷コテージ」に到着。
ここで、後発参加者も合流し、峠の湯で入浴。
雨上がりの風が心地よい宵、第2回参加者が全員揃った所で、まずは乾杯。
ウッドテーブルに並ぶ、酒の肴と酒の肴と、つまりは、酒の肴ばっか。
地酒を一献、俳句を一句。
一同の頬が、軽く血色付いて来た頃、怪しい呂律で俳句の発表。
何時もながら、混戦模様。
皆が唸る、秀逸な句たちを肴に、またまた一献。
さて、今回の「第2回ワルノリ俳゛句ing」、結果発表は明日。
乞うご期待。(抜井)