「第2回ワルノリ俳゛句ing(バイキング)」 結果発表!

2009年06月02日

それでは、第2回ワルノリ俳゛句ingの結果発表。

◎特選         五月雨に寄り添う傘やめがね橋  (井上)

○ワルノリ選      歌い出す酔うた娘と雨蛙     (堀澤)

他には、こんなワルノリ俳句たち。

・五月雨や苔の生したる廃路線
・五月雨の降る中歩むめがね橋
・湖畔にて行く春惜しむうぐいすよ
・霧積へ向かう細道愛の道
・昔人の仕事の技に胸痛む
・霧被る山を見ながら紫煙被る
・霧霞む若葉青葉の風情かな
・勢揃い夜しか咲かないアザミ嬢
・めがね橋五月の雨がメモ帳濡らす
・賑わいに釜めし食べて一つの輪
・新緑に緑に染まつた私です
・霧景色ゆらゆら揺れる湯船かな
・呆気無く五月の雨の関所越え
・雨だったそれでも山はOKだった
・なんでまたデートでなくてこいつ等と
・湖面の下恐竜の息聞こえそう
・釜飯とラーメンぺロリ椎名さん
・雨強く降って爽やか明日は晴れ
・湯上がりに独り寝過ごし待ちぼうけ
・サラミ喰ふてすぐ寝る井上

などなど。
毎度の事ながら、此処には書き切れ無い程、秀逸作品が書き認められている。

今回、ワルノリ俳゛句ingに参加して頂いた方々、
特に初参加の方は、誠にありがとうございました。
次回、「第8回ワルノリ俳句ing」、また「第3回ワルノリ俳゛句ing」でも、
お待ちしております。

今、改めて句を詠み返すと、当日の情景が甦ってくる。
五月雨が降りしきる碓氷峠の情景を、各々が17文字に写して行く。

特に特選の「五月雨に 寄り添う傘や めがね橋」と言う句、
五月雨の中に浮かぶ、赤レンガのめがね橋。
その橋を、今まさに渡って行く、寄り添う二つの傘。
情緒ある史跡の雨景と、湿った艶っぽさを、客観的に捉えている。
素晴らしい句だと思う。
などと、偉そうに解説している私は、選外。
これは全く、心外である。

では次回、初夏の俳句ingで、また(ぬ)