第12回ワルノリ俳句ing

2010年01月04日

「あけましておめでとう」
の挨拶で始めった、毎年恒例、今年最初の俳句ing。
澄んだ青空が目にしみる、午前10時の高崎線の電車内。
2日ともなると、初詣を兼ねた東京見物に行く人出も多い。
混雑しているが、春風駘蕩、新春の穏やかな雰囲気に包まる車内。
参加者一向、肩寄せ合って、何故かドーナツを齧りつつ、
一路上野を目指す。
上野駅に着き、現地集合組みと合流。
早速、跳び回る子供らを掻き分け、上野動物園の脇を抜け、
「寛永寺」へと歩を進める。
賽銭投げて初詣。
ついでに御神籤。
参加者皆、まずまずの運勢が出て、ほっと一安心。
ちなみに私事ながら、私は大吉だったもんね。
その後は、上野公園をそぞろに歩き、不忍池で句作。
池の脇に在る、「下町風俗史料館」を見学。
出て来た頃には、丁度、昼。
アメ横抜けて、目当ての店を2、3軒訪ねるも、どこも正月休み。
仲町通りに河岸を変え、焼き肉屋で一寸休憩。
のつもりが、やはり正月。
ビールに焼酎、カクテルにマッコリ。
焼き肉つまみに、大酒盛りが始まる始末。
いささか太っ腹に会計を済ませ、
実質的に太っ腹になった腹をさすりつつ、
近所に在る銭湯「燕湯」を目指す。
銭湯へ着いたものの、またもや丁度、正月休み。
登録文化財の湯へ浸かれない落胆で、更に疲れが増す。
しかし、大分飲んでいる人にとっては、かえって好都合だった。
一応、銭湯前で記念写真。
往来を行く人等は、不審気な視線をこちらに注ぐ。
さて、鈴本演芸場で寄席が始まるまでは小一時間。
不忍池で一先ず解散。
牡丹を観に行く人。
池のほとりで黄昏ってる人。
屋台のおでん屋で一杯やる人。
皆、思い思いに上野散策を楽しんでから、いよいよ、寄席へ入場。
寄席へ入ってからは、息もつかせぬ笑いの嵐。
ビール片手に、好い心持で落語に親しむ。
大トリの柳家小三治が登場すると、会場全体が「ピッ」と背筋を正す。
その空気の糸を、師匠が徐々に徐々に解いてゆく。
笑い疲れて寄席を出ると、辺りはネオンが灯って夜の顔。
私が、一向を強引にベルギービールの美味い店へ引っ張り込んで、
いざ俳句の発表。
さぁさぁ、お立会。
前回、特選を死守したチャンピオン。
その、再防衛戦の結果は、如何に。
そして、初参加者も、らしからぬ素晴らしい句で俳句ingデビュー。
今回の「第12回ワルノリ俳句ing」。
結果発表はまた明日(抜井)