第13回ワルノリ俳句ing

2010年02月21日

好天に恵まれた、2月の俳句ing。
午後1時半の新前橋駅から乗車するのは、特急「草津」号。
列車が入線し、乗り込むや否や、面喰ってしまった。
自由席は、ほぼ満席。
目立つ空席予想していた私たち。
いささかうろたえつつ、空席を探す。
酔っぱらいの嬌声と、イカ燻の匂いと日本酒の匂いが相まって、
車内は既に、酔いどれ宴会列車の様相を呈している。
一堂、何とか席へ潜り込んで、縮こまる様にして、ペンを持つ。
万座鹿沢口駅を下車し、バスへ乗り換える。
目立った積雪は見られず、道路脇に掻き出された雪が、散見される程度。
表万座の丘陵を、うねうねと登る、高原バス。
次第に、辺りが白銀の世界へと変わって行き、「万座」のバス停を下車すると、
厚い雪雲が垂れこめる、雪山の天辺。
スキー場の山間を縫って、とぼとぼ歩き、温泉宿へ着いたのは、午後4時半。
飲みかつ食い、詠みかつ浸かり。
酒肴と俳句と温泉を、余す所なく、堪能。
常連参加者の或る人、普段の3倍、句を詠んでいた。
夜更けに、最上階の部屋の窓を開ければ、雪山の向こうに連なる雪山。
夜空の近い、森の静寂。
何にも、形容しがたいその大眺望が、胸を打つ。
俳句三昧。
を決め込んで、翌日も俳句ing。
小春日和の好天に誘われ、何故か高崎駅まで来て、俳句の発表。
発表を終えて、帰路の電車内。
ドアの脇で、一固まりになっている私たちから、仄かに漂う硫黄臭。
さて、内容がてんこ盛りの今回の「第13回ワルノリ俳句ing」。
結果発表は、また近日(抜井)