「第4回ワルノリ俳゛句ing」結果発表

2010年08月29日

今回、参加者多数の中、俳句人数少数の為、全句掲載。
・西瓜割る子ども等の声懐かしき
・ハイボールグラスの中に秋の色
・ランタンの灯に照る子等の眼の黒き
・燈火親しキャンプ料理の夕べかな
・ギョーザ焼くキャンプ料理の夕べかな
・ランタンの燈火下死ぬ夏の虫
・星月夜天文台の遠きかな
・高山に天文台の闇ありき
・コオロギや手足の長き乙女かな
・秋の虫響けるままに響かせし
・虫鳴くやキャンプ場の人寝静まり
・初秋やテントサイトの朝日かな
・児に追われ楢の木の上猫逃げる
・猫逃げる叫びて追う子どもたち
・朝寒やテントの中の目覚めかな
・淹れたての秋の珈琲目玉焼き
・高山の峰に秋風押し通る
・山水道さやけし水の口当たり
・幼子の三寸先に秋気澄む
・頬に泥付けば子どもら笑えりき
・秋の暮テントの明かりで本を読む
・蟷螂を頭に乗っけた子が走る
・西瓜打つ瞬間に風止まりおり
・のほほんと料理の出来ぬ男かな
・秋キャンプ俳句人数の少なきか
・夜の山人うじゃうじゃと天文台
・立ち小便満天星が見つめてる
・流れ星消えふと浮かぶ願い事
・調味料蝉の鳴き声おしげなく
・カマキリを手なずける小僧
・父さんの腕にとまった蝉坊主
・ことさらに体調もよし高山の夏
・おぼろ月酒にのまれた三角野郎
・息詰めて願いを探す帚星

・朝駆けて静まる子らの愉快かな

・野趣の音に添える桃の香おもいやり

・火照る肌緑に透ける下手なうた

・朝謡浸みる珈琲香り観て
・子より蚊より蟻の心配
・かんじちょうひもがないからむすべない
・かんじちょうキャンプがだいすきかんじちょう
以上。
今回詠まれた全俳句。
どれも、野趣あふれる句ばかり。
今回はキャンプ。
と言う事もあって、皆、俳句よりも大自然の中で、
ゆったりと食事や会話を楽しんでいた様子。
しかし、子供たちは元気であった。
あの無尽蔵に湧いてくる元気には、とてもついて行けない。
しかし、そんな元気を眺めながら、酒を飲むのも、悪くない。
「かんじちょう君」
ってのが、今回の参加者の子供たちの中、唯一の男の子。
他は、全員女の子。
そのかんじちょう君から貰った句。
私は、忘れないだろう。
今回の参加者の方々、ほんとうに、ありがとうございました。
子供たちから、大きな力、貰いました。
そして、まだ見ぬ次回のワルノリ俳句ing参加者の方々。
次回、秋の深まった時節での俳句ingで、お待ちしております。 (ぬ)