3896声 少年笹餅

2018年07月15日

旅館や飲食店の2代目など、若い経営者からなる四万温泉青年部から提案があり、中之条ビエンナーレに続き、温泉郷クラフトシアターでも「四万温泉ナイトシアター」を開催することとなった。

 

そんじょそこらの映画ではなく、地元の映画をということで、前回に続き「伊参スタジオ映画祭」の映画を上映していただく。2003年に始まったシナリオ大賞というシナリオコンペで、初年度大賞を受賞した『少年笹餅』と『貝ノ耳』、現在もなお自主上映が開かれる『彦とベガ』、そして当時まだ大学生だった高橋名月さんが監督した『正しいバスの見分け方』の4本。

 

僕はそもそも、中之条町へ帰ってきてほぼ無職で犬の散歩をしている時に、近所の川原で『少年笹餅』の撮影現場に遭遇。そういえば映画祭やっていたんだとその夜実行委員会の集まりに飛び込み、映画祭スタッフになったという思い出がある。

 

『少年笹餅』はまた、当時小学生だった中之条の子どもたちが主役・脇役を固めている。当時の子たちは・・今は20代なかばか。この映画出演を機に映像業界で働いている子もいる。監督であった岩田ユキさんは、現在漫画家デビューも果たしその多彩ぶりを見せている。

 

久しぶりに観る『少年笹餅』はとても良い映画だった。