朝起きてすぐ、娘が「キャンプに行きたい」と泣いて暴れる。理由はよく分からないが、どうしても行きたいらしい。妻は渋い顔。とはいえ近場ならOKかと探してみると、渋川市のバンガローが空いている。テントの設営が不要で設備も整っているので、妻も渋々了承。急遽キャンプ道具を用意し、途中で買い出しをして向かう。丘陵の中腹にあるバンガローは、見晴らしが良く、春の草花が咲き乱れる絶景ポイント。ウッドデッキでは焚き火もできて、娘もテンションが上がる。日が暮れる頃には関東平野の夜景が幻想的に広がり、焚き火の揺らぎとともに特別な夜となった。娘の我が儘に感謝したい、そんな夜。