1553声 春嵐

2012年04月03日

なんでも、大型の低気圧が日本列島の上空を通過するてぇんで、
関東地方は夕方あたりから暴風雨が吹き荒れている。
ここ群馬県は、夜の9時くらいから、ずいぶん風が出て来た。
からっ風で鍛えた上州人である。
これしきの風では驚きはしないが、交通機関の方は大分乱れているみたいで、
帰宅の「足」に影響が出ている人も多いだろう。

歳時記で言うところの「春嵐」にあたる。
暴風雨だが、夏場の台風ほど深刻ではなく、さほど深刻な印象ではない。
「春の風邪」のように、深刻ではなくむしろ、女性の場合はどこか艶っぽい印象である。
すこし気になって、本棚から古歳時記を引っ張り出してひいてみた。
虚子編の「新歳時記増訂版」(三省堂)の春の部分の頁を、捲れど捲れど載っていない。
手元のものは、昭和35年の増訂13版なのだが、
その時点において、この歳時記では「春嵐」は季題として採用されていなかったらしい。
その代わり、「出代」など今や死語となった季語も載っていて、しばし読みふけってしまった。
歳時記を閉じると、もう春嵐はどこかに行ってしまったようで、すとん。
と、部屋に静けさが戻っていた。

【天候】
昼間の内は曇り。
その後雨風ともに強まり、夜半には回復。