今シーズン初めて、火鉢に炭を起こした。今日がこの古民家の、「炉開き」である。
「炉開き」とはお茶の世界の言葉だが、お茶の世界で「炉開き」とは、一年のはじまりである。
お茶は本来、「ひもじい」もの。寒さと同居しているから今年も炉を開けることがありがたいし、一服の茶に至福の喜びをも感じとることができる。ならば寒さというのも、悪ではない。
お客さんを見送って、火鉢の前に座る。五徳に焼き網をかけて餅を二つ載せ、ビールをあける。贅沢だと思いますね。一日の締めくくりにはいい時間です。
どうぞ火鉢を囲みにいらしてください。ご連絡お待ちしております。