ようやく冷奴とビールにありついて、恍惚感。
浸っていると引っかかるのが、眼性疲労感。
瞼が重たい。
原因はおそらく日焼け。
今日は一日中、取材撮影仕事で高崎市観音山周辺をウロウロ。
青空下、撮影中容赦なく直射する、凶暴な夏の太陽がギラギラ。
丘の上の公園、だだっ広い芝生の上を彷徨い歩いてバテバテ。
ちゅう様な、紫外線のフルコースを堪能して来たのである。
顔や腕の皮膚だけでなく、どうやら目玉も日焼けしてしまった様。
言ってみれば、「タロウ」のせいでもあるのだ。
この「タロウ」ってのは、実はケヤキの事。
そう、「木」のケヤキ。
今日、お伺いした「観音山ファミリーパーク」。
職員の方に園内を案内して頂いてる最中、
芝生の上にスクッと伸びた枝振りの良い木があったので、おもむろに撮影。
すると職員さん、「タロウって言うんです、この子」。
瞬間、反射的に無表情でその職員さんの目の色を窺ってしまった。
どうやら聞く所によると、園内の目立った木には、
「タロウ」「ジロウ」「サブロウ」と名前が付いているらしい。
待ち合わせする時なんかは、「タロウの前で3時ね」って。
職員の方々は皆、愛木家なのだ。
じゃあ私もってんで。
「よし撮るぞタロウ」
「おっ、良いねぇタロウ、今の良いぞ」
「流石だなタロウ、右上三段目の枝なんか最高だよ」
「この色樹木」
「じゃあ今度は、その左の下向いてる枝の葉っぱをアップで撮るから」
っな事をやってたら、お天道様にきついお言葉じゃなくて、
きつい紫外線を浴びせられて目玉が日焼け。
でも、タロウは終始ご機嫌な様子だった。