202声 第200声記念特別企画「尾瀬の寅さん真実一路」後編

2008年07月20日

昨日の続き

 原田さんが活動の中で感じる、一番の「うれしい」はどんな時ですか。

一緒に旅をした人が、嬉しくて感動しているのを見ている時です。
中でも最高だったのは、宮崎市の夜の繁華街。
旅の別れを惜しみ、makiboさんと小諸の寅さんを中心に、
タクシーの運転手やら、私の地元の友人やら、飲み屋のお姉さんやら、
通りすがりの酔っ払いやらを巻き込んで涙の輪ができた時です。
今まで見た賞を獲っている映画の、どんな素晴らしい感動的なシーンなんかより、
何十倍も嬉しくて感動して泣けましたよ。

 では最後に、今後の抱負をお願いします。

障害を持った人達と健常者とが一緒に助け合って旅をして、
感動を分かち合い、喜びの多い人生を一緒に作って行く仲間の輪を広げて行きたいと思います。
『寅さん』の格好をしているとそのイメージが強すぎて、
私の「伝えたい事」がなかなか伝わりにくいんです。
寅さんの格好をしての活動が、ちょうど丸三年になる今年の十月を境に、
『尾瀬の寅さん』としての露出を少なくして行き、
『原田』と言う個人の活動に切り替えて行きたいと考えています。

インタビュー:抜井諒一

お忙しい中、インタビューにお答え下さった原田さん、ありがとうございました。
原田さんの活動の模様は、ご自身のブログ『尾瀬の寅さん』でも随時掲載されております。

そして報告。
渥美清こもろ寅さん会館では、7月26日(土)に渥美清さんの13回忌が行われます。
当日は、山田洋次監督や第40作に出演した三田佳子さん、笹野高史さんを招いてのトークショー。
そして、第40作小諸ロケ地めぐりバスツアーの開催も予定。
もちろん、『尾瀬の寅さん』も参加されます。

詳しくは、原田さんのブログ『尾瀬の寅さん』