帯よし。
着物よし。
カンカン帽よし。
「よしよし」って、明日の持ち物を指差し確認。
しかし、確認すればするほど露呈する「よくない」。
帯の締め方は憶えてない。
着物には無数のたたみ皺。
カンカン帽は、まぁ大丈夫か。
これ着て、向う先は中之条。
これ着て、行く町ん中の店。
これ着て、訪問する町役場。
いやはや、明日は沢山の視外線を浴びそうである。
おまけに、夏空から降る濃い紫外線も懸念される。
つまる所、この分だと状況は市街戦に突入の予感。
それでも何故行くのか。
そりゃ勿論決まってる。
そこに、温泉と生ビールがあるから。