236声 ビール街道まっしぐら

2008年08月23日

観光の情報ってのは常に先追い。
なので、本日私が書いていた原稿の中にも、
「秋の味覚」だとか「豊穣の秋」の文句が踊っている。

高崎市榛名の国道406号線は、通称「フルーツ街道」と呼ばれていて、
街道脇に果樹農園がひしめき合っている。
「里見の梨」なんて、聞いた事がある人も少なくない筈。
その梨が、今時期から最盛を向える。
最盛期の梨は、驚くほど甘くて瑞々しい。

その梨が最盛を向える頃に、最盛を終える物もある。
ビールである。
まぁビールフリークは一年中飲むのだが、やはり、
肌寒い秋風に吹かれながら飲むより、カラッと晴れた空の下で熱風を感じながら飲みたい。
ビールの最盛期は揺ぎ無く、真夏なのである。
最盛期のビールは、驚くほど甘くて瑞々しい。
ってな位に美味く感じる。

そろそろビール業界でも、「秋味」ってのが発売されて、
TVなんかでは秋刀魚でビールをがぶ飲みしてるCMが流れる頃。
秋刀魚やまいたけ、しいたけで一杯も悪くない。
鍋やおでんで一杯も悪くは無い。
悪くはないが、しかしそりゃやっぱり、ねぇ。

いっそ、「ビール街道」なんて作ってみたらどうだろう。
往来の脇に、生ビールを提供する飲み屋がひしめき合っている。
いや、横丁辺りに行けば何処でもあるか。
安心安心。