242声 カウンターに居たのは西毛訛りのある男でした

2008年08月29日

今日は音を立てて雨が降る秋の夜。
TVの災害情報によると、目下大雨洪水注意報下にある群馬県南部。
「ここ高崎市は群馬県南部だよなぁ」と、一瞬迷ってしまった。

と言うのも、県内の人間が群馬県をエリア別に分けて呼ぶ時は、
大抵、「西毛、東毛、北毛」の三つを使うからである。
その伝で分けると、高崎市は西毛エリアで前橋市は東毛エリア、
北毛エリアは渋川市から上方面になる。
そして各地の方言は、「上州弁」と呼ばれる。
現在でも県内には、「上毛・上州イズム」は脈々と受け継がれている様である。

このイズムを強く体感できるのが、各エリアでも奥地の方の、定食屋とか飲み屋だろう。
店内で聞こえてくる客の話に耳を傾けていると、面白いのである。
特に、俗に言う団塊の世代以上の方々が居たら要チェック。
その世代クラスであれば、方言濃度が濃いので、分かりやすいのだ。
カウンターの片隅で、「やはりここは北毛訛りだな」などと感じつつお新香をつまむ。
アメリカ映画で目にする、「南部訛りの男」的な土着感で、聞いていて非常に面白い。

翻って私の場合。
酒の席などで、「元々群馬の人?」なんて言われてる様では未だ未熟な証拠。
「西毛訛りのある男」と相手に思われる位になりたい。
しかしそうなるには、なっからよいじゃあねぇだんべ。