257声 その了見を遺産に

2008年09月13日

今年の4月頃から、私は県内の銭湯を回っている。
まずは住んでいる周辺からと思いたち、高崎次いで前橋市内の各銭湯を訪ねている。
自らの視点で捉えた、「群馬遺産」を紹介してゆくコンテンツ【とっおき探訪】に、
「路地裏銭湯記」として載せる為である。
なぜ、日々の生活とは馴染みの無い、「銭湯」なんてモノに目を向けているのか。
いや其処には、「向けている」なんて能動的な手法ではなく、
「魅かれる」と言った受動的な力が働いている。

目を魅かれる。
銭湯の何処に。

・桐生浴場同業組合が敬老の日に銭湯寄席
おいでよ! おふろやへ−。
桐生浴場同業組合は敬老の日の十五日、市内の四軒の銭湯で初めて銭湯寄席を開く。
群馬大落語研究会の会員が、三人一組となって各銭湯で午後の一時間、
自慢の話をたっぷり聞かせる。同組合には七軒の銭湯が加盟しており、
これまでも敬老の日には七十歳以上のお年寄りの入湯料を無料にしてきた。
今年は各銭湯が指定した時間帯は、六十五歳以上のお客が無料でお湯を楽しめる。
※上毛新聞ニュースより抜粋

銭湯の持っている、こう言う了見に魅かれるってのは確か。

※上毛新聞ニュース