267声 取り残されて

2008年09月23日

秋気清涼の好季節に、のんべんだらりと読書に興じる終日。
本を読んでいると、一日が本当に早く暮れる。
その合間に、溜まっていた原稿なども書いている事もあるのだが。

朝起きてぼんやりしていると、釣瓶落としの陽が、もう傾いている。
そして、漠然とした焦燥感に苛まれるのだ。
好天一日、何故に自分はこの薄暗い部屋で、背中を丸めていたのだろうか。
小さな文字が並んだ文章の世界より、大きな山や爽涼な風が吹く、
森の自然を体感すべきではないか。
或いは、沢山の人や最新の物が溢れる、都会の呼気に触れるべきではなかったか。
自分は取り残されて、いつの間にか冷や飯を食っているのでは。
伸吟。とまではいかないが、少し考えてしまう。

考えつつも、こうやって本日の更新分を書いて、床に就いてまた読んで、寝るのだ。
焦燥が加速。
思考は混迷。