1932声 蛍狩

2013年07月06日

蛍を見に行った。
場所は南内房である。
山道を車で進むのだが、群馬の峠道とは違い、高低差が無い分、
運転していると疲労感が少なく感じた。
七月前半という事で、平家蛍の最後の時期に滑り込めて、
乱舞、とまではいかないが、飛び交う蛍を見られた。
無論、私は暗闇の中で句帳に句を書き留めていたのだが、
明るい場所でよれよれの字を確認してみると、なんとも駄句ばかり。
先達によっておびただしく詠まれてきた蛍で、
「これは」と言う句を作るのは、針の穴を通すかの如く、至難の業である。
至難ではあるが、その日その場所で見た蛍の中には、
針の穴を通り抜けて行くやつもいる。
【天候】
梅雨明け宣言が出されたが、終日曇天。