1954声 上達

2013年07月28日

七月最終末の榛名湖は夏休みの最初の週末とあって、
遊山客や林間学校の子供たちなどで賑わっていた。
今回の目的であった夕菅も、朝に晩にたっぷりと見ることができた。
特に、朝の花野に咲く夕菅には清澄で瑞々しい美しさを見た。
涼風の吹く湖畔は避暑には最適で、今回は句会の数をこなすことよりも、
のんびりすることに重きをおく合宿となった。
二日目の今日は、伊香保から渋川市内へ下り、
沢に寺に、車で各地を移動しながらの吟行となった。
いつもはこの合宿の期間で一人百句を目指すのだが、
今回は七十句程度と、いくらか余裕があった。
数はこなすが、私自身、俳句の上達など求めていない。
葉擦れの音が木々を抜ける風に乗るように、
感じた自然を五七五の調べに乗せることができたら、うれしい。
と言うのは、ややキザな言い回しだが、実際、俳句を始めた頃から、
小手先だけは上手くなっているが、上達はしていない思いがするのである。
【天候】
雲が多くややむし暑い一日。
激しく夕立のち涼夜。