先日の句会での兼題が「燈籠」だった。
盆燈籠から流燈まで。
さまざまな燈籠の佳句が出句していて、
私も一句出したが、そんな句など霞んでしまった。
その句会の中で選に入れた流燈の句が気になっているところへ、
今朝のテレビで、今日が浅草の「とうろう流し」であることを知った。
これは行かない手はないと思い立ち、夕方、隅田川のほとりまで出かけてきた。
街の灯が水面に映りはじめると、岸から次々に燈籠が流されて行った。
ひとかたまりに流れはじめ、高波に倒れて燃えてしまうもの、岸から離れぬもの、
二基連なって離れてゆくもの。
燈籠にもいろいろな顛末があった。
ひとしきり見て、アサヒビールを飲みに行って、帰る時。
吾妻橋の上からはとっぷりと暮れた水面には、まだたくさんの流燈が揺れていた。
すこし飲みすぎたせいか、目にはうっすら涙がたまっていた。
【天候】
終日、炎暑。

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