299声 行き着く所は天ぷらうどん

2008年10月25日

毎日毎日書いている、この稿の目的は、一体何なのか。
と言う、疑問が生まれること自体が、不味いのではないか。
ってな事が、書き始めたら唐突に気になった。

毎日何某かの文章を書く以上、もっと深く思案し、社会情勢を鑑み、
読者の心に響く文章を書かねばならん。
このままではイカンのである。
根本から悔い改めて、もとい、食い改めて、改善すべきなのだ、自分の食生活を。

と、ワザとらしく倒置方で締めた強調文が、非常に胡散臭い香りを漂わす。
しかし、食生活を正すってのは、文章表現にも多大なる影響を及ぼすのではないか。
「健全なる食事に健全なる文章は宿る」
のではないか。

その伝で行くと、私などはまるで駄目。
例えば、今日を切り取ってみる。
昼に天ぷらうどんを食って、夜にもまた天ぷらうどんを食っている。
「あれ、そう言えば昼にも天ぷらうどん食ったっけ」
などと、同じ店の同じ席で呟いていた。
まったくもって、間の抜けた食事パターンである。
これだから、家に帰っても良い文章など、到底書ける訳がない。

では、どの様な食生活をすれば良いのか。
なかなか、思い浮かばない。
思い浮かばないが、何となく、天ぷらうどんが食いたい様な心持である。