306声 世代間

2008年11月01日

本日、桐生の銭湯において、浴槽に仏頂顔で浸かっていた。
私の浸っているのは、ジェット噴射の付いている深い浴槽。
その直ぐ隣、浅い浴槽に浸かっているのは、地元のお爺ちゃん二人。
会話が聞こえてくる。

「寒くなってきたいのー」
「そうだいのー」
「寒くなってくると、朝起きるのがよいじゃねぇーやいのー」
「あーよいじゃねぇやいのー」
「はぁー」(二人して)

一寸見受けた所、二人とも80歳は超えているだろう。
80歳を超えても、冬は、朝起きるのがつらいのか。
ジェット噴射を背中に受けつつ、現実の厳しさを、垣間見た、銭湯の夕べ。