319声 通過列車

2008年11月14日

煩悶は良いが懊悩は良くない。
つまりは、気にせず悩めとでも言おうか。
まぁ、私の場合。

会社において部長あたりから面罵される。
「んーな事じゃ、テメェの給料なんて出さねーぞ、この、こんこんちき」
すると私、おもむろかつ冷静沈着に、右手人差指と中指を立て、
ゆっくりと左右を指差し確認する。
この行為は、浴びせられる叱責を列車に見立て、今まさに駅(脳)を通過しましたよ、
と言う、ユーモアに富んだ皮肉のつもりである。
駅係員として、切符の一つでも切ってあげたい様な心持でいる。

しかし、ユーモアとユーフォーの区別もつかない、茹ダコ人間化した人から見れば、突然の奇行。
さてはいよいよ、コイツ気でも違えたかと思い、事態は一気に沈静化の様相を得るのである。

列車が通過する際は、くれぐれも、白線の内側に下がって待つ事。