321声 音に聞こえし上州八木節

2008年11月16日

「音に聞こえし国定村のぉ〜♪博徒忠治の生い立ちこそはぁ〜♪」
未だに頭ん中で鳴り響いている、八木節ビート。

昨日、今日と、上州八木節会の八木節生演奏を体感。
昨日は「和のカルチャースクールほのじ」に、代表の加藤さんがお越しになり、
国定忠治にまつわる話と、八木節の実演。
「れぇでぃ〜すえんじぇんとるめ〜ん♪」なんて節回しの、貴重な英語版八木節も聞けた。
なんと上州八木節会、2004年の国賓であった、デンマーク王国女王夫妻の御来県で、
八木節を披露した事が縁となり、翌年にデンマーク王国の古城で、八木節を演奏した経験があるのだ。
しかし昨日は、それらを押しのけて、加藤さんの身の上話が上演時間の倍以上。
いやはや、博徒忠治の生い立ちよりも、加藤さんの生い立ちの印象の方が強く残っている。

そして今日は、伊勢崎市文化会館で行われた、「第2回郷土芸能大会」を観覧。
演奏チームは全部で33団体。
伊勢崎市にも、これだけ多くの郷土芸能の火が灯っているのかと、感嘆。
その演目は、やはり八木節が一番多く、他にも、どじょうすくいの安来節や、
獅子舞、祭礼囃子などが好演。
さて、上州八木節会、他を圧倒する気迫あふれる八木節を披露。

演奏中の加藤さん、時折見せる満面の笑み。
加藤さんの吹く笛は、八木節に賭けた男の魂を奏でている。
あのメロディー、あの「ピ〜ヒャラ」具合が、加藤さんの八木節人生を語っていた。