332声 掃き溜めでつるっ

2008年11月27日

毎晩、怠惰と鍔競合い。
己の未熟に憤り、焦り、開き直り。
煩悶の末、ふりだし、に戻るような心持で書く。

そんな、この「鶴のひとこえ」、読者の声。
なんてのを、直接聞く機会がたまにある。
「でもさぁ、あの『鶴のひとこえ』って、いつも『一声』じゃないよね」
ってのは、良く言われる。

丁度その時、向かいの席の人が声を上げた。
「じゃあ、『掃き溜めに鶴』ってのは」
一同、破顔一笑。
場の空気が和む。

しかし、「掃き溜めに鶴」って諺の意味は、
「むさくるしい所に似つかわしくない、優れたものや美しいものが現れる例え」
である。
これは、恐れ多く、それこそ似つかわしくないネーミングである。

むしろ、「掃き溜めでつるっ」。
ってな具合に、いつもすべりっぱなしの内容なのだ。
そして、やはり今日も一声ではない。
でもまぁ、一周年まではもう一越え。