340声 榛名土産は沖縄産

2008年12月05日

昨日とは打って変わって、今日は雨。
師走の冷雨ってのは、気を滅入らせる。
しかし、ちったぁ滅入った方が良いのではと思わせる程、元気なのがおばちゃんである。
それも、集団になるともう、怖いもの知らず。 

昨日、取材の一環で訪れた榛名神社。
平日の木曜だが、参拝客がチラホラ。
見受けられるのは、まず、定年後と思しき夫婦。
必ず、お父さんの方が、一眼レフを首からぶら下げている様な。
続いて、大学生風のカップル。
恥ずかしそうに寄り添って、伏し目がちに参道の脇を、ちょこちょこ歩いて行く。
それと対照的なのが、おばちゃん集団。
ガヤガヤと、結婚式の二次会から抜けて来た様な騒ぎ様。
参道の真ん中を、お尻が重たいのか、のしのし歩いて行く。

参拝を終えたおばちゃん集団が、土産屋なんかを見つけたら大変である。
餌に群がる、ってのは言い過ぎだが、お土産に群がって、一方通行な大討論会開催。
美味いだの不味いだの、高いだの安いだの。
近くで見ていると、セリ市場さながらの迫力である。

でも、買ってゆくのがおばちゃんの気前の良い所。
豆菓子やら椎茸茶、特に黒糖飴なんか飛ぶ様に売れていた。

それにしても、随分と売れる。
さては、地場産名物飴なのかと思い、集団が去った後に手に取って確認。
いかにもおばちゃんの好みそうな、派手なパッケージを見ると、首里城の前で琉球の踊り。
その商品名は、「沖縄産黒糖あめ」。
観光客としての、その料簡、流石である。