344声 忘年

2008年12月09日

世間の忘年会シーズンも、今週、来週末あたりがピーク。
その後、街はヤケクソ的にクリスマス一色に染まり、雪崩式に年明け。

しかしまた、ふと思ったのだが、なぜ年の瀬に「忘年」の会なのだろうか。
巷では、「年忘れ」○×企画やら大会、なんてのも目にする。
そこまでして、「忘れ文化」が日本に定着したのは、一体どうしてなのか。

などと、勢い勇んで問題提起してみたのだが、現在時刻は深夜、おまけに雨。
この後の、展開、つまりは文章構成の「転結」の部分は、肝の部分だけを摘む。

なんでも忘年会は、その歴史を遡ると鎌倉か室町時代に始まったのでは、
と推測されている。
現代の、仲間や同僚と集まって一杯やる。
と言ったものではなく、和歌など詠んで厳かなに行われていたらしい。
参加者は武士や貴族など、特権階級の人々。
現代のスタイルに近くなったのは、江戸時代。
一般的な行事として、世間に慣例化したのは明治時代。

ふむふむ。
ならば、忘年会で隠し芸などを披露する。
ちゅう様な流れになってきたのは、昭和中期位だろうか。
ならば今一度、鎌倉、室町時代のスタイルに、戻しとぞ思ふ。