2009年01月05日
窓から射し込む朝日は、直線的な陰影を落とし、湯船にたゆたう小波を輝かせている。出しっ放しのシャワー。立ち上る湯気が煙る。曇った据え付けの鏡を擦ると、歯を磨いている、血色の悪い顔。耳の奥に残る、昨夜の残骸。悔恨になって、浸透。