378声 流れる落ち葉の様に

2009年01月12日

今日は成人の日である。
高崎線の電車内でも、振り袖姿の新成人たちが、
赤ら顔で小さな群れをなしていた。

自分もそうであったが、故郷から離れて暮らしており、
今日、久しぶりに故郷の友人たちと会う。
ってな、新成人たちも多いだろう。
同級生の話で持ち切りの、華やかな車内の一群。

そんな光景を見ていて思う。
成人までの道のりを振り返ると、川の流れに浮かんでいる落ち葉。
の様であったなと。

川の流れに乗る沢山の落ち葉。
起伏ある川の流れは、所々渦巻き、滞留している。
渦に集まる落ち葉たち。
そしてまた流れ出して、渦に集まって滞留。
そしてまた、流れに乗って。

学生時代、仲間と群れ、そして流れ、また別の仲間の群れが出来る。
その繰り返し、その流れの中を生きる。
そして、滞留している落ち葉の群れは、必ず流れて行くのである。