「ちぎりいち」の家の軒先で梅を干していたので
「僕だったらコップに入れて焼酎ですねー」と話しかけたら、
「もってくかい?」とくれた。確信犯である。
中之条の町は明日の本祭りを控え祭りムード。
僕の住む地域には山車がなく、とても近くなのに昔から関わっていない。
祭りに参加する子供たちは、溢れんばかりのエネルギー。
面倒だな、と思ったりもするのだろうが、与えられた役割をギュッと噛みしめている。
役割がない、のは気楽な反面、つらい。
田舎では、祭りだけではなく日常生活でも、仕事レベルにいかずとも、
家族の輪の中で、地域の輪の中で、
物をあげたりもらったり、話をしたり、生活を共にしたり、
自分は誰かに必要とされているんだろうか?とは悩まなかったのではないか。
自分が参加しない祭りを見て、子供の頃に覚えた、寂しさ。
自分の役割について考える時、その寂しさを思い出す。
・・・けれど、忙しいを口実に祭りには参加しない。これから、遊びには行く。

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