2324声 写真でもなく絵画でもなく

2014年08月03日

群馬県立美術館にて、

「開館40周年記念第1部 1974年に生まれて」

という展示が8/24(日)まで行われている。

これは、県立美術館が出来た1974年に、

同じく産声を上げた美術作家6人による展覧会。

ずいぶんとオツな企画展である。

 

その作家の中に、ジャンルで分けたら

写実的絵画を描く水野暁さんがいる。

「他は現代美術だからね、浮かないかな俺・・」

と若干気弱に話す彼の画は、一度見たら心臓に焼き付く。

水野暁サイト

 

彼が林檎の樹を描くところを、何度か見に行った。

彼は1枚の画を、4年かかって描き上げた。

芽が膨らみ、花が咲き、花が落ち、実が膨らみ、実が落ち、繰り返す。

その「時間」を、画として記録していく。

これはもう、彼しか表現できない世界だ。

 

今回の県立美術館「1974年に生まれて」。

そんな彼が3年かけて描き続けている、浅間山の画が、

・・尋常じゃない。

写真ではない。へたすりゃ絵画でもないんじゃないかなぁ。

その画は、写真に撮られ、印刷やネットを通して見たんじゃ、駄目。

・・それは、生き物である。

そして僕は知っている。彼は、田中邦衛のモノマネがうまい。

 

最終日24(日)には水野さん本人によるレクチャーも行われるそうなので、

ぜひ、足を運んでいただきたい。