389声 養蚕文化を懐古

2009年01月23日

今日は、一日高崎市内を取材撮影。
その行程で訪れた、「日本絹の里」。
前日に、新聞やNHKなどの露出により、館内は大入り。
貴重な展示品の数々で、県内の養蚕文化を辿り、絹の神秘に触れる。
その中、見学にいらしていた地元のお婆ちゃんとしばし会話。

掌に、生きた蚕の幼虫の幼虫を乗せ、「ほら、おカイコさん」。
お婆ちゃんはニッコリしながら、見せてくれる。
「懐かしいのよねぇ、おカイコさん」
と、目を細めていらっしゃる。

お婆さんに、地域の養蚕文化についての盛衰を教えてもらう。
会話中、その「おカイコさん」という呼び方が、
何よりも、地域に根付いていた養蚕文化の歴史を感じさせる。
時代を生きてきた人は、尊い。