2329声 ジェイソン

2014年08月08日

無意味に血が飛ぶようなホラー映画は嫌いです。でも

心理的に怖い『セブン』『羊たちの沈黙』『ミスティックリバー』とかサスペンスは好き。

日本には黒沢清という監督がいて、学生時この監督の講演を3時間くらいかな、

録音は駄目だったので、速記でノートにびっしり延々と書いた位好きな

監督なのだが、『CURE』『カリスマ』『ドッペルゲンガー』『贖罪』など

この監督の「わけのわからないものの怖さ」を描く手腕はすごい。

 

ホラーにしろ、サスペンスにしろ、結局は

「怖いものの正体がわかるまでが、怖い」のだと思う。

何者かによって殺される、何かによって不穏になる。

その正体がわかった途端、たいがいの映画の怖さは半減する。

 

これ実は、実生活でも同じと気付いた。

不安なことで弱ったとき、その原因がわからなかったり、

相手の反応を待つ必要があり、どう進展するかわからない場合、

その不安はどんどん大きくなる。

けれど、「怖いものの正体がわかったとき」

不安は、課題に変わる。あとは対処方法を探るのみ。

 

心の中のジェイソンにおびえないこと、なのだと思う。

マスクを取り上げたら、それは泣き虫の子供かもしれない。