407声 身近にノロ

2009年02月10日

疾風の様に一日が過ぎて、また今日も夜半に、机の前で腕を組んでいる。
今日出会った人々の所作など、此処に綴るべき事柄を捉えようと、
回想作業に勤しんでいるのである。
改装作業と言えば、市内にあるあの店は。
などと、語呂合わせによる文章展開ってのは、あまりにも安直で怠惰。

ノロウイルスってのが、巷で猛威を奮っている。
この、感染性胃腸炎を引き起こすノロウイルス。
名前こそ「ノロ」なんて、「ちゃん」をつけたら猫みたいな可愛い名前をしているが、
その実は邪悪な奴なのである。
人から人への経口感染と、汚染された食品による食中毒によって、感染症を引き起こす。
そして、感染後の主たる症状は、嘔吐、下痢、発熱。
その症状は突発的に現れる事例が多く、行き成りの吐き気や腹痛には注意。

今日の事。
ある建物に行った所、マスク、手袋、帽子と言った、仰々しい出で立ちの清掃服姿の人たちが、
念入りに一階床を、モップで清掃していた。
職員の方に伺うと、なんでも、昼時の地下一階食堂で事が起きたらしい。

昼時に食事をしていた、お婆ちゃん。
A定食だか、B定食だかを食べていると、矢庭に嘔吐。
辺りは騒然。
何処からともなく、「それ、ノロだ」
って事になったから、大変。
お婆ちゃんは担ぎ込まれて、周囲は封鎖。
全員その場から退避。
清掃員を緊急招集して、念入りな清掃、消毒作業。

そのお婆ちゃんが、ノロ感染者かどうかまでは定かではないが、身近に潜む感染の危険。
感じつつ、書き終えたら、手を洗って床へ就く。