410声 日頃のお粉い

2009年02月13日

今日は終日、高崎市新町商店街を取材撮影。
行程で取材した菓子店で頂いた、「たいこ焼き」。
このお菓子は、俗に言う大判焼き、いや今川焼。
じまん焼きなんて呼ぶ人もいるが、
地域変名を挙げていったらキリが無いので、先へ。
それらを、一回り小さくした、半径cm程の焼き菓子。
中の餡は、あずき、うぐいす、クリームの3種。
値段は一個50円。
焼き立てを頬張ると、皮と餡がとろけて絶品。
このたいこ焼きを片手に歩くのが、「通」の新町散策。

たいこ焼きに端を発して、その後、様々な商店で一口商品を食べ歩いた。
そこで感じたのは、商店街における「粉もん」の多い事。
右を向けば、「お好み焼き、もんじゃ焼き」。
左を向けば、「うどん、そば」。
路地へ入れば、「たいこ焼き、焼き団子」。
粉文化の根強さと、粉商売の逞しさが息づいている。

その反面、商店街で出会う土地の人は、どの方も親切で、太っ腹。
「粉っぽさ」を感じさせない、気持ちの良い人ばかりだった。
「日頃のお粉いが良いからなのだ」
商店街の角にある純喫茶で、香高いウインナー珈琲を嗜みつつ、
そんな思いを巡らせていた。